投資を増やしている東京計器と提携したビットアイル

東京計器は航海や航空向け計器の製造大手です。東京計器の製品としては、防衛省向けが多い特徴があります。そのため、防衛省向けの受注が増えるかどうかによって業績が左右される面があります。日本では財政赤字が拡大していることから、防衛省の予算が増えない状況が出ています。その結果として、東京計器の業績も年々減少していく傾向が強まっています。そこで、東京計器では海外への投資を加速しています。アメリカにおいては、現地の建機バルブ部品メーカーと代理店契約を結んでいます。また、中国や東南アジアでは各国での拠点づくりを急いでいます。海外での投資を増やすことで、今までになかった新しい顧客を開拓しようとする狙いがあります。東京計器では海外での売上げを伸ばすことができれば、防衛省の受注に頼らない経営が可能となってきます。一方、ビットアイルでは海外の企業の子会社になることで、業績を伸ばそうとしています。ビットアイルは国内の都心を中心にデータセンターを運営している企業です。データセンター事業は、国内であっても業績が順調に伸びています。しかし、データセンター事業では海外の大手IT企業が市場のシェアを伸ばす状況があります。そのため、ビットアイルでは独立してやっていくよりも、海外の大手と提携する道を選んでいます。海外の大手と組むとデータセンターどうしがインターネット回線で結ばれ、データの安全性が高まるメリットが生まれてきます。また、海外の顧客をビットアイルに紹介してもらえるチャンスが出てきます。そのため、ビットアイルでは海外企業の傘下に入る方が、将来の業績アップに繋がると目されています。さらに大手資本の傘下に入れば、新たなデータセンターの建設の投資資金が用意しやすくなるメリットも期待できます。

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