臆病な人のほうが投資に向いている

一般的に投資とは、リスクがつきもので、さらにリスクと得られるリターンが比例するギャンブルのようなものだと思われているかもしれません。そしてだからこそ、積極的にリスクを取れる、臆病さの無い人の方が投資家には向いていると思われるかもしれません。しかし実際には、臆病な人の方が投資には向いているのです。実は投資における「リスク」とは、一般的なリスクという言葉の意味と少し違います。一般にリスクといえば「危険」という意味ですが、投資におけるリスクとはいくつかの種類があり、一概に「危険」という一言で表されるものではありません。
たとえば、金融商品の価格・株価などが変動する「価格変動リスク。為替レートの変動による「為替変動リスク」。取引量が少ない金融商品がすぐに現金化できないというような「流動性リスク」。企業が倒産してしまい、その企業の株が無価値化するような「信用・倒産リスク」。さらにはテロや紛争など地政学的な要因にも左右される「カントリーリスク」など、一口にリスクと言っても様々な種類があります。ですから投資においては、「リスク」とその種類を正しく理解する必要があります。
確かに、ここで言う「リスク」とは、資産が目減りしてしまうような「危険」と言い換えてもいいかもしれません。しかしそれには種類があり、それぞれ危険度は異なり、さらに備え方も異なってきます。だからこそ、リスクを分散させるような、しっかりとしたポートフォリオ(組み合わせ)を作ることが重要なのです。そのため 投資をする人にはリスクを直視し、備えることができる人が向いています。そういう意味において、臆病なくらいの人の方が投資には向いているのです。

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